西尾維新

悲球伝

伝説シリーズ9作目「悲球伝」読了。 「いっそのこと飛ばしてしまってもいいような一冊」とあとがきで書いている通り、送りバントのような、繋ぎの一冊。燃えよドラゴンズでいうと「2番井端がヒットエンドラン」のところだ。 ただし、2番井端がヒットエンドラ…

宵物語

学生のときから西尾維新を読み続けるも、忘却探偵の新作は読めていないし伝説シリーズも8までで止まっている。 ただし化物語シリーズは比較的読みやすく、丁度アニメも放送中なので宵物語を読了。 西尾維新の最高傑作は、他の全てを読み終えていればという注…

混物語 みここコミュニティ

傷物語は前二作を劇場で見たので冷血篇も早く行きたかったのだけど、なかなか特典で後悔したくないので見に行けなかった。 最初のしおぎレンジャーも食指は動いたし、三週目のりずむロックンも欲しかったけれど、念のため四週目の発表を待った結果四週目に行…

傷物語 Ⅲ冷血篇

傷物語 Ⅲ冷血篇を見に行った。 感想としては、まず序盤のやりすぎなくらい和やかな雰囲気は原作既読なので「アカン…」という気持ちでいっぱい。落差のための前フリなのはわかっていても、それでもいざあのシーンは演出の上手さも重なり背すじに冷たい物が走…

クビキリサイクル3

クビキリサイクルがついに映像化されて3作目。戯言シリーズは大好きだけど、クビシメ以降が好きなのであって、実はクビキリサイクルはそこまで。1話のため3000円出すのは高いと思いながらも(1分100円!)、今後の映像化を願うため先行投資の意味合いで買っ…

結物語(ネタバレ)

結物語ネタバレ感想。 23歳の阿良々木くん。 2006年に化物語が発売されて、はや11年。ついに大人になった彼ら描いた一冊。 まさしくスピンオフ(こちら直江津市浪白公園前派出所?)らしくみんなが一人ひとり頑張って未来を生きる姿を描きつつも、読者の想像…

掟上今日子の旅行記

掟上今日子の旅行記読了。 怪盗から一通の予告状が。 そこに書かれたるは『エッフェル塔をいただきに参上致します』の文字。 名探偵掟上今日子、怪盗を阻止するためいざフランスへ! って書くと何だか壮大な気がするけど、割といつも通りのシリーズ作。 なん…

悲衛伝(ネタバレ)

悲衛伝ネタバレ感想。 皆殺しの西尾維新を彷彿とさせたこのシリーズも、四国編の途中からあまり死者が出なくなり、今作も平和的な着地点のため太陽系の星と対話、会議、討論を繰り返す一冊。 星と言っても擬人化されているので、西尾維新らしい変人達による…