この雑にエロい感じはなんなんだ!
まあ前作から明らかなエロ要因はいたので、一種のあるある、様式美とも言えよう。実際のとこ本当に雑にエロいので、喜ぶ人よりも拒否反応を示す人のほうが多いだろうし、それも分かった上で仕込んでるんだろうなあ。尖ってるわ。
そして第三章。テーマがガラリと変わった章だった。映画のミストを思い出す。
前回仲が良くなれなさそうな人たちと書いたけど、まさしくそういうふうに描いていたんだなあと。今までのシリーズと全く違った形でストレスを溜めさせられる。
トリックに関しては、また回りくどい真似を!
一つ引っかかったのは、学級裁判時に嘘が使えるのは悪くないけど、合理的に間違ったことを言ってないのに嘘で反論するというのはどうにも違和感。
そこで詰まったから、八つ当たりのようにそう感じるだけかもしれない。あの人がそんなことするわけがないという信頼前提の嘘だから、あとから冷静に考えるとギリギリフェアではあるかな。
死者が蘇るというのは前作を考えると何かの伏線な気がするけど、何とも言えないなあ。精神の移植とかもありなのかな。キーボいるし。
ちなみに今作投票タイムで実際に自分が投票するけど、これ今まであったかな?うろ覚えだけど、なかった気がする。
ってことはこの機能は今後犯人を選ぶ以外の何かがあるのかな。
そしておしおき。本当におしおきだった。正直スッとした。
最後は気になる引きで終了。あいつ主人公すぎるけど、新助手可愛いから良し。好き。
ってかこのシリーズ、感情を表に出さない系ヒロイン多いな。好きだけど。全員。
あと登場人物で言えば、王馬くん良いなあ。善でも悪でもどっちにでも転んだっておかしくないので、キャラクターとして使い勝手が良い上に、狛枝ほど振り切らずに魅力もある。「うそだよー」は、シリーズ屈指の名シーン。
でも今後、生きるも死ぬも、善でも悪でも、殺すも殺されるも、間違いなくどちらかに振り切れるので、期待。