クビキリサイクル3

クビキリサイクルがついに映像化されて3作目。戯言シリーズは大好きだけど、クビシメ以降が好きなのであって、実はクビキリサイクルはそこまで。1話のため3000円出すのは高いと思いながらも(1分100円!)、今後の映像化を願うため先行投資の意味合いで買っている部分もある。

 

前作ラストに事件が起きて物語に動きがあったけれど、クビキリサイクルはどうしても静かな内容なのでそれ以外の動きはない。めっちゃ綺麗な絵で行われる会話劇だし、他の作品と違ってコメディ要素もほぼないので地上波でやらずにOVAで発売されているのもやむなしか。

ただ、殺人事件があったのに、悲壮感や恐怖が描写されず、むしろ穏やかに儚い雰囲気なのは凄く良い。不思議な作品。

 

そして、その穏やかさや儚さの対極に位置する存在が副音声の哀川さん。そもそも全然来ない。

もう一人の副音声、軸本みおり役の野中藍は声超かわいいけど、早口言葉のような副音声はあまり向いてなさそう。滑舌に少し違和感が。普通のキャラクターを演じる分にはそんなこと感じないので、単純に向き不向きの問題かな。でも聞いているうち中毒になって行く、依存症になる声だ。

西尾維新の軽いノリが好きな人にとっては副音声がいい気分転換となりそうだけど、いかんせん本当におまけで戯言シリーズに関わるような話はしてくれない。出来ればそろそろ、人識くんとかにポロリと言及してくれたりなんかしてほしいな…。