桜玉吉の伊豆漫玉日記を読み終わった。
たぶん初めて桜玉吉を認識したのはサンサーラナーガだったのかな。
何かのきっかけで漫玉日記のシリーズを読んでからずっと読み続けている。これだけ昔からずっと読んでたら、近況報告にお金を払ってる感覚に近い。元気そうで何よりです。
自身を明らかにすり減らしながら漫画を描いていた当時も好きだったし、何だか達観して来た感のある今の桜玉吉も好きだな。
漫画のキャラクターは基本的にリアルタイムで年を取ることがないけど、桜玉吉の漫画はいかんせん自分が主役なのでリアルタイムに年を取る。ゴリゴリに悩むし、どん底に落ち込むし、それを癒すのは劇的な何かではなく、時間薬だったりもする。
その様子を、自分の生活もふと振り返りながら定期的に読むのが好き、とどのつまりは桜玉吉が好きで仕方ない。
ところで、最後の当時付き合っていた彼女って、ひょっとして結構漫画にも出てたあの子のことなのかな…?
そら辛えわ!
でも落ち込んでた時の漫画も知っているので、今その描写を過去のこととして描いてる(描ける)のは、何とも感慨深い。
漫画に置ける純文学と言っていいんじゃないだろうか。