ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ

FF12リメイクを購入。

PS2版は既プレイだけど、正直あまり印象残っていない。それなりに面白かった気がするけど。

勢いでクリアするものの、キングベヒーモスやヤズマットは倒してないし、倒す気もない。やりこみ要素があるのは凄く良いけど、さすがにその労力はきつい。

 

プレイ感としては公式チートとも言える4倍速を載せたのは英断だった。というより、当時倍速なしで良くクリアしたものだ。魔神龍も倒してたはずだし。

 

グラフィックに費用と時間をかけたから見てほしいのかもしれないけど、やっぱりマップが広すぎるし、寄り道の多さは裏返すとストーリー進行の足枷でしかない。ストーリー自体は良く出来ているのに、これが通常速度しかなかったらたぶん何も印象に残らず、疲れたという印象しかなかったと思う。

 

通常速度しかない代わりに中身を薄く(良く言えば濃縮)していても良かったのかもしれないけど、倍速のサクサク感、お得感が妙に気持ちが良くて、むしろ印象が良くなることに繋がったので、結果的にこれは最良の形だったのでは。

 

ヴァンの棒問題も今プレイし直すとそうでもなかった。当時はオンドゥル語ブームだったので、悪い意味で乗っけられて、無理やり担ぎ上げられた感もある。青い感じで良いじゃん良いじゃん。これはこっちサイドが年齢を重ねて許容範囲が広がったのもあるのかもしれない。

 

年齢を重ねてわかったもう一つのことはフランエロい。ヴィエラサイコー。

当時はアーシェ一択だったけどフランすげー良い。大人になったもんだ。

 

そして大人になったからこそ、恋愛要素を排除した今回のシナリオが面白い。バルフレア主人公だし、バルフレアフランコンビも魅力的だし、アーシェのヒロインでもありヒーローでもある存在に感情移入出来るし、ヴァンの青い所も好印象。パンネロバッシュは、少し勿体無いけど良い味は出してた。

 

対帝国のスター・ウォーズとして見ればかなりの良作だったのでは。改めてプレイすると、不当に低評価を与えられていたと思うので、リメイクによりもう一度日の目を見ることが出来て、本当に良かったよ。