ドラゴンクエスト11 part2

うちのギャンブル狂勇者は、ジャックポットを引き当てたことで満足したらしく、先へ進んだ。現在メダル女学院。狂った名前だ。だがそれがいい

 

今作は正直な所、新しい音楽はイマイチ耳に残らない。しかしそこは歴史あるシリーズ、効果的に昔の音楽を流してくれるので何の問題もない。11の曲も、クリアする頃には馴染んでいるだろうし、ヒーローズ等で使われて行けばそれも新たな歴史になる。(アリーナoutマルティナinになりそうで怖いけど。むしろ二人共にinしたい。in乱な意味で)

 

 やっててドラクエだなあと感じるのは、大筋のシナリオがありつつ、個々のシナリオが妙に残るところだ。その中でも人魚のエピソードは珠玉。軽はずみな選択肢をしがちなドラクエで(むしろしたくさせる作り)、取り返しがつかない要素を入れるのは全国のゲーム少年に口は災いの元ということを痛感させたアモストラップを彷彿とさせる。

アモスとの違いは、今回はどちらの選択も決して人魚が本当の意味で幸せになることはない。

でもそれが良いんだ。待ち続けるべきか真実を知るべきか、どちらかの幸福、あるいは不幸をプレイヤーに選ばせるこのイベントは素晴らしい。自分は真実を伝えることを選び、ストーリーとしては間違いなくそちらを選んだ方がいい作りになっているけど、選択出来る事に意味がある。

そして、ロミアの自室のメモ。これを読んだ時、何も感じない人はいないだろう。

 

PS4版を買って、過去作とのスピンオフがあるなら3DS版の方が絶対良かったと思ったけれど、このイベントを経て考えが変わった。ドラゴンクエストを美麗なグラフィックでできるという事が充分な価値になる。

 

FFはFF病という言葉を使い、マンネリからの脱却を図り失敗した。(FF自体は毎作システムに変化を付けていたので悪いことではないけど、15は明らかに失敗だった)

ドラクエは真っ向からドラゴンクエストを作り、今のところ個人的評価としては大成功を収めている。

 

ゼルダの伝説で、まだゲームにワクワク出来るということがわかったけど、ドラゴンクエスト11も近い感覚が今はある。