物語シリーズ余物語を読了。
西尾維新にとってふとしたアイディアは全て物語シリーズで消化できるのではというくらいどんなエピソードも出来るようになってきたこのシリーズ。
少女不十分の話が実話だと思うほどは若くないつもりだけど、児童虐待が西尾維新にとって大きなテーマの一つなのは間違いない。
本編の彼女がこれから幸せになれるのかは全くわからないけど、おまけのように毎回掲載されている撫子のストーリーが一種のアンサーでは。
やらかした人が頑張って幸せになろうとしても良いじゃん。
頑張らなきゃ駄目だし、頑張っても幸せになれるかはわからないけど、幸せになろうとしても良い。
そんな未来が見える気がした。
でも少女不十分にそんなことも書いてた気がする。
なんにせよ西尾維新の本は厳しくてエグくて突き放すし、他のシリーズはバンバン人が死んだりするけれど、救いと優しさの気配も感じさせてくれるから好きなんだろうなあ。
やらかしたことない人はいない。
人は誰でもしくじり先生。
次巻が合計100冊目とのこと。期待せずにはいられないね!