名探偵ピカチュウを見た。
実写でポケモンが当たり前にいる世界を見れたので、星5つ。
ストーリー自体はあるけど、まあストーリー重視ではないという印象。
ただ主人公の父親にはハッとさせられた。
よく考えたらそりゃあそうなんだけど、主人公と母親の写真で自然と父親も…という思い込みをしていたことに気付く。
ポケモンが当たり前にいることよりも、よっぽど普通にありえることなのに。
そしてエンディングの演出。
ポケモンを実写に落とし込んだ世界観を逆に従来の世界観に落とし込む。
子供のときにやっていたポケモンは、小さな白黒の荒い画面だったけど、現実との境界は間違いなく薄かった。というより、そこに存在するもう一つの世界だった。
あの音楽が同時に流れたのもあり、そのことを自然と思い出させてくれた。
そしてアメリカ制作の映画なのにカタカナで表示されるポケモンの名前。
字幕で見たので、おそらく英語圏で公開されているものも同じエンディングだと思って書くけど、これは言語の境界も関係ないぜというメッセージなのでは。
つまりポケモンを軸に、人種も言語も何もかも、境界なんか作らなくて良いという強いメッセージ性を込めた映画だったのではないかなあ、と。
勿論そんなことは全然なく、本人出てきたらびっくりするだろうなあとか、こういうエンディングにしたら喜ぶだろうなあというだけかもしれないけど、それはそれで良いじゃないですか。
ポケモンをテーマにしたことでたまたまそんなことをふと感じさせてくれたのならそれもまた良し。
名探偵ピカチュウを見てしみじみと想いに耽ったり、ポケモンGOでアチャモを乱獲したりと、ポケモンまみれの一日でした。
あ、あとミュウツーの逆襲は、全てを超越した雰囲気からその実めっちゃ好戦的なミュウが大好きなので、リメイクもそこは変えないでほしいなあ!