アンガーマネジメント

野球場で警備員に連れ出されながら、自分の子供をぶん回すというイカれた動画を見る。

このレベルだとアンガーマネジメントとかの次元じゃなく、児童虐待の証拠映像なので即刻司法が介入してくれることを望むばかり。

 

手を出すのはどんな理由でもほぼアウトだと思うけれど、一方で叱責の強さは家庭の事情、教育方針によって違うだろうし、それこそアンガーマネジメントで抑えられないこともあるだろう。

親だって人間だから一概に責められるべき、とは思わない。

石をぶつけても良いのは、一度も機嫌が悪くなったことがない人だけだ。

 

以前道を歩いていたら、母親が子供を酷く叱責しているのを見たことがある。

どうにも気になって聞いていると、母親はどうも女手一つで育てているらしく、その苦労をあまりわかっていない子供にぶつけていて、子供にあげているお菓子もどうやら夜の仕事をしていて客から貰ったもの…

 

とここまで書いてみて、どうにも記憶が不鮮明だな、このまま不自然な所改変しながらモリモリに盛ろうかしら?それとも書くのやめとこうかしら?

と迷っているところで、そこに生まれた一つの疑問。

 

そもそもこんなこと、あった?

 

何だかこの光景、飲食店で見た気もするし、でも歩いてる時に見た気もするし。

 

うーんうーんと頭を捻り、何とか思い出す。

これ歩きながら聞いていたラジオで、神田松之丞が喋っていたエピソードだ。

 

人が喋ったことを自分のエピソードと思い始めたらおしまいだと思う反面、おそらく今回たまたま気付けただけで、長い人生の中自分のエピソードとして記憶がすげ替えられてしまった物も既にあるのだろう。

(ちなみにこのエピソード言ってたのたぶん割と最近)

 

それくらい人の記憶と言うものはあっさりと書き換えられてしまうものだし、そんな記憶が積み重なって感情は揺れ動いているのだからかくもあやふやで仕方がない。

 

まあ人間なんてそんなもんだから、過去の記憶と照らし合わせて無闇にイライラしたり怒ったりするのやめましょうや。損するだけですし、という自分なりのアンガーマネジメント。

 

どっとはらい