シン・ウルトラマン見たよ

シン・ウルトラマン見たので感想。

ちなみにシン・ゴジラ100点、シン・エヴァンゲリオン100点という感想を持つ人です。

直接的なネタバレは避けるけど、一応気をつけて下さい。

 

 

冒頭1分間最高。アニメで○話から面白いってよくあるけど(例えばまどマギ3話、シュタゲ12話)、その○話から始めたのが今作ということを最高の音楽と共に一瞬で説明してくれた。これは神作不可避の予感。

 

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

 

結論から書くと、やりたいことはわかるけど自分にとっては刺さらない。そんな映画だった。

例えば役者さんの芝居は明らかに昭和っぽい芝居を意識して演じているけど、今の綺麗な映像だと違和感を覚えてしまう。

正面カメラで台詞を言うシーンが多いけど、絵として飽きてしまう。

ウルトラマンVS禍威獣(怪獣)は原作リスペクトの動きだけど、どこかチープさを感じてしまう。

 

とまあこの辺りが見てて少し気になった所だけど、やりたかったことだろうし芝居やウルトラマンの動きは人によってまごうことなき長所なのは理解できる。

 

ここから凄く気になってしまった所2つ。

1つ目は長澤まさみの撮り方。

この映画はシン・ウルトラマンでありながら、シン・長澤まさみだった。それ自体は何の問題もなく、良いぞよくやったすらある。

ただスカート姿を下から撮るカットが妙に多かったり、頻発する自分のお尻を叩いて気合を入れるシーンは何故か全身像ではなくお尻のアップ。これが見ててなんか嫌なタイプのエロ味を感じて嫌だった。

誤解しないでほしいのは、サービスシーンに拒否感はないし、断ろうと思えば断れるくらい大物なのにノリノリで受けたであろう長澤まさみは好き。むしろ評価アップ。

けれど全体的に撮り方がしつこすぎるきらいがあって自分には合いませんでした。クンカクンカスーハースーハーの奴はオリジナルにあった記憶がうっすらあるし全然あり。

ちなみに見てない人向けに書くと良い意味でも長澤まさみで遊んだ映画でした。足を強調したカットがあの場面だけだったら全く気になってなかったどころか完全に肯定してたかも。

 

2つ目は某怪獣の使徒化。

みんな大好き某怪獣。大事な特徴は押さえてるし、特大ド派手になってた。でも違うのよー。最高の映像で見たかったのはオリジナルのフォルムなのよー。

例えるならライブで一番人気ある歌来たと思ったらド派手にアレンジされてる感覚。クオリティアップで喜ぶ人もいるし、原曲そのままを歌ってほしかった人もいる。自分は後者だった、それだけの話。 

 

と、つらつら書いて来ましたが、最初に書いた通りあくまで制作陣のやりたかったことが自分に刺さらなかっただけで、刺さる人に取っては100点にも120点にもなるのかな。残念ながら自分にとっては60点くらいの映画となりました。まあまあ面白いけど2回は見ない。そんな感じ。

 

あ!最後に見る前はあると思って期待してたのになくて超残念だったこと。

一応ネタバレ注意!!

 

 

 

 

ウルトラマンの歌と「シュワッチ!」の声がない!!

もしEDでリメイクした影絵OPとウルトラマンの歌流れたら80点にはなってたよ。終わりよければすべてよしだったのに。

「シュワッチ」、私の好きな言葉です。