私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い 喪139

加藤さん回があると決まってから期待が高まると同時に、最後に持って来たことで期待に比例する不安。

まだ内面の描写不足ながらも明らかな人気キャラクターだからこそ、単体で加藤さんをちゃんと描くのか、別のキャラクターも出してきて加藤さん回を濁したりしないか。そしてもこっちが嫌な思いをする展開になったりはしないのか。

期待と不安を織り交ぜながら配信当日を迎え、読み進めると案の定雌猫グループが。谷川先生も流石に守りに入ってうっちーのギャグ回にするかー、と頭によぎるもまったくそんなことはなく、谷川先生は予想を裏切り期待に応える漫画家先生でした。

 

中学時代の加藤さん、もこっちに気を使われていることに寂しさを覚える加藤さん、謎のカミングアウトをされても引かない加藤さん、ペ○スと言う派の加藤さん。

こんなにいろんな加藤さんを描写して、かつ魅力を倍増させる谷川先生は流石やでぇ…。

 

岡田さんとネモを仲直りさせたことで、加藤さんもこっちのこと勘違いしてるだけ説を吹き飛ばしたのも素晴らしい。

スクールカースト頂点の加藤さんが、エロゲーの画面を見せて仲直りさせたという行為を受け入れるのは今日のを読むまであまりにも出来過ぎで無理があると思っていたけど、ち○ちんのことペ○スって言う派の描写を混ぜると、性に対する意識が独特な人という印象になるのでそれすら許容する聖母マリアと言うのも納得できる。違和感を持たせないための丁寧な描写をギャグで笑える形にして混ぜてくるってマジで谷川先生凄すぎない?

 

そして絶対に加藤さんに対しては良い格好をしたいもこっちが、誠実に接したいからこそカミングアウトをしたというのも尊い。そういうことを考えられるようになったもこっちの成長が、最初から読んでいる人間にとっては感動なんですよ。それすらも面白の形で、ギャグの形で描ききってしまう。

 

こんなに完璧な漫画はもっと人気が出るべきだから、世界の片隅で褒めちぎる文章を記し続けるのです。

でも問題はわたモテが良すぎて、気持ち悪い感じになってしまう。申し訳ねえ…。

アニメ2期、クラウドファンディングで良いから企画してくれないかなあ。